渕上賢治(ふちがみけんじ)
昭和15年生まれ(歳)
○型

 質の高い備中産特選大納言と北海道産大手亡豆に、白双糖・トレハロース・和三盆糖の3種類の砂糖を組み合わせ、信州産天草藻に天然湧水を使用し、3日間かけて素材の旨味を生かし、お客様に手作りの温もりを感じて戴く羊羹です。

 地元の和洋菓子製造販売会社の製餡部門に勤務。定年前(1998年)、元販売部長に田畑の土壌改良に役立つ微生物培養のご縁で出会い、豆本来の香りがする餡作りの話から始まりました。
 包装の考案・デザイン、製品の紹介に至るまでご協力いただいた出張料理人 佐々木志年氏との出会い、その他多くの方々との出会いにより今日に至ったと言っても過言ではありません。

 テストを続ける中、自分の思う味が出ず悩んでいた時、「近代器具(温度計)に頼りすぎ」と指摘され、「自分の五感を信じること」の助言で安定するようになりました。
 一回の生産量を多くする為に大釜を調達し、テストを開始するが熱伝導率が悪くカバーとバーナーを改良し、また、煉り工程では撹拌の悪さから焦げ付かせてしまい、2〜3回廃棄処分したことも。パック充墳後、落下菌防止対策のまずさから2週間でカビが発生したこともありました。こうした失敗を元に安全でおいしい羊羹をお届けすることができるようになりました。

 私は、お米作りと羊羹作りをしている関係で特に農繁期の製造は大変です。又低気圧が近づいているときは、火加減が難しく悩みの種でもあり、今後の課題となっております。