やきものは土に水を加え形にし、火の力でせいひんになりました。
やきものは土を固めたものです。
小豆も土の恵みです。
その良いあづきと良い水、火かげんと
水かげんを観て羊羹職人が
一つのせいひんを仕上げ造りました。
春夏秋冬季節を通して同じ一つのあづきの羊羹です。
春のたよりは山櫻・さくら色は小豆色
夏のたよりは涼風・かぜすずし
氷又は冷蔵庫で冷やして夏の味
秋のたよりは實豆・みのりの秋、豆名月
芋名月を感謝し新しい小豆の季です。
冬のたよりは雪こたつ
冬はこたつや温かい部屋でおいしいつめたいおかしをどうぞ
四季を楽しむ味わうおいしい食感
羊羹だよりは皆さまに何かを感じ召し上がって戴くようかんです。
羊羹職人 渕上賢治
絵・文 佐々木志年